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出版ガイド2010 本を出しませんか! に騙されないで確実に出版する方法 企画出版だって簡単だ!

【ナイショのコラム】出版詐欺師列伝2


「わたしは出版のプロフェッショナル!」といった内容のブログを読んで、ある映画監督の書籍の企画相談に行ったことがある。その時会った人は温和なおじいさんといった風情だろうか。

k野氏の浮腫った顔とは大きく違い身体も細身で勤勉そうなイメージ。名前を仮に隠居としておこう。

 最近は「初対面の印象を大切にする」といった傾向から、印象に残るようなことをしないという傾向があるが、隠居はそうではなかった。弁が立つ。出版に詳しい人という印象を受けた。かくして3年ほど騙されることとなるが、目が覚めたのは自分が出した本を来訪者に対して、

「オンデマンド出版って最低だろ! 見ろこの装丁安っぽいじゃないか」

 といい回り、「忘れ物」であるその本のカバーが折れ曲がるほど乱雑に扱っていたからに他ならない。つい、

「この本の編集やったのあなたですよ。忘れたのですか?」

と本当のこといってしまった。これまた「本を出す、原稿を書いてくれ」といって頼まれた案件であったのだが、本人は依頼したことすら忘れていたらしい。

「あ、これは○○さんが、やっていたんだけど、途中でいなくなってしまって……」

 大体1年から2年の周期で、隠居の周りの人は入れ替わっていく。大概のケースでは何もいわず黙って消えていく。あまりの傍若無人ぶりに呆れ返ってしまうからかもしれない。中国茶の販売をやっていた際も「売上げの一定金額を支払う」という約束が「利益が出なかったので一切支払えない」、講演記録を出版するので原稿化して欲しい。といわれ、文章化したところ「やっぱり内容がやばいので出せない」と3秒で急に断る。勿論そうした「対価」を支払っていれば文句をいう筋合いはないのだろうけれど、そうしたものを支払うことはない。

 どうもイメージ的には「丁稚奉公。こちらは仕事を教えてやっているのだから、タダで当たり前」といった感じだろうか。対外的には「本作りは道楽」「お金は関係ない」というが、J出版局という法人を立ち上げる際、社長となる人間に求められたのは経験ではなく「お金を持っているかどうか」。「自分の思い通りに動き、笑顔で対応できるかどうか」だった。

 隠居と袂を分かってから、その被害者からの連絡が相次ぐようになった。「売上げ報告を2年以上貰っていない」「印税5割といわれたが、一切受け取っていない」「話と違うとメールをしても返事が貰えない」等。

隠居を擁護するわけではないが、「報告するほど売れていないので、連絡しなかった」というのもあるように思う。隠居のところで本を二冊出した人物は「2冊合わせて100冊売れていない」ことを3冊目の本を出す直前に出し知り呆然としていた。

 単純計算で現在倉庫に1900冊の在庫が眠っていることになるのだが、これは1冊目を出した段階でわたしは知っていた。であるから2冊目はオンデマンド出版、小部数で出すよう提案したのだが、隠居の「1000冊刷る」との一声に作者にそのアイデアが届くことはなかった。
 何故必要のない本を複数刷るのか。という疑問はJ出版局の契約書を熟読すると良くわかる。著者は印刷代・編集費用を負担するのみでなく、倉庫から本が出たとき7%、戻ってきたとき7%、そして倉庫に本を置いておく費用として一冊あたり一定金額を毎月払うようになっていたのだ。小部数でこうした費用を圧縮してしまうと利益にならないビジネスモデルだったのだ。

 たとえ、常識的に途方もない内容であっても、契約書に書いてあって、それを了承してサインしたのであればそれは著者の責任。著者としては「出版のプロのいうことだから、このぐらいが相場なのだろう」と考えたのだろうか。一応確認のため別の出版社の社長さんに契約内容を確認してもらったが、あまりにも高い価格設定で話しにならないという回答でした。

 しかし、問題は「契約書に書かれていない」内容についての約束だ。「新聞に広告を掲載する」「書店営業をする」「雑誌に取材をさせる」等。

 最終的に隠居の不誠実な対応に怒り狂った著者の一人が2008年に訴訟を起こした。隠居は「ボランティアとして対応した本なので知らない」という。契約書には法人のサインと捺印が入り、大学の初任給3倍以上の金額が入ってボランティアとは? と思うが、判決は「自費出版本はたとえ広告を掲載しても売れないので、保障の義務はない」といった内容。約束はあっても効果はなし。とされたのだ。
隠居はこれを自分のブログで「完全勝利」とうたっている。怒り狂った著者は控訴し、現在もまた訴訟は地裁で続いている。

 実際隠居はプロフェッショナルだったのか、というと色々な人から話を聞くにどうも、疑問が残っている。あるベストセラー作家は

「一度会おうという話があったのだけど、向こうから断ってきたのだよ。「わたしは出版関係者とは会わないことにしている」といってね。変だなと思ったよ。わたしは大概の出版人は知っている。顔を見られて過去の問題とか知られるのがイヤだったのじゃないかと」

 ということだった。会った瞬間にこの人はヤバイと思ったという人も数人いる。慧眼恐れ入るが、そのような人はまずいない。出版の分野は、分かり難い点が多く「わたしはプロフェッショナル!」と名乗られてしまうと、「それは凄い」と思ってしまうものかもしれない。実際非常に詳しく、頭もよかった。

 隠居は今もまた活動している。とはいえ周りにいる人間は大分少なくなったようですが。


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シェアリストや献本リストのついた完全データpdfファイルです。落ち着いて読みたいという人にお勧めです


1. はじめに
・本を出す前にやること
・mixi、ブログ、メールマガジン インターネットで腕を磨く
・テーマを決め 類書を読む
・書店に行き、自分が決めたテーマの棚をのぞく
・出版社にアプローチ。その効果的な方法とは

【ナイショのコラム】本を出せば儲かる?
【ナイショのコラム】アマゾンe託本を使って出版するには
【ナイショのコラム】自費出版と企画出版

2. 目次、見出し
・テーマに沿って、大見出しを5-6個
・大見出しに沿って小見出しを5-6個
・小見出しに沿って、箇条書きに5-6個
・全体の構成を調整し、流行もまた考える

【ナイショのコラム】企画書採用の裏話 採用されてからも苦労は続く
【ナイショのコラム】アマゾンで一位になる方法
【ナイショのコラム】出版エージェント・プロデューサーはどう?

3.原稿を書き始める
・台割表
・文章の呼吸
・校正・監修

【ナイショのコラム】ゴーストライター
【ナイショのコラム】絵本を出版したい!

4. 広報・宣伝方法
・今は著者が売る時代 本は書いて終わらない
・プレスリリース
・プレスリリース先
・直販のススメ

【ナイショのコラム】新聞広告は効果あるの?
【ナイショのコラム】インターネットって効果があるの?

5. 書店営業
・書店向けチラシの作り方
・FAX DM 番号収拾から配信まで
・書店についてもっと細かく
・書店営業の基礎
・駅特化型、書店営業表の作り方
・書店営業成功のコツ

【ナイショのコラム】イベントをすると、どのぐらい売れる?
【他紙掲載】書店営業ビジネスを考える

6. 発売日前にすること
・書評依頼は新聞・雑誌
・テレビにも献本!
・地元の新聞には特に積極的に

7.発売後にすること
・POPの作り方
・発売後一ヶ月が勝負!
・売上げランキングにのるには?
・ジェット配本の恐怖

【ナイショのコラム】印税
【ナイショのコラム】断裁

8.そして、次の本を考える
・返品率、書店からの注文数
・二冊目は類似本が有利?
・ベストセラーって何冊売ればいうの?
・一冊目で終わらないコツ
・本を出してから変わるもの

【ナイショのコラム】出版詐欺師列伝1
【ナイショのコラム】出版詐欺師列伝2
【他紙掲載】35ブックスって何? 出版、書店業界の2009年を考える

【巻末付録】新聞社全国紙リスト
【巻末付録】新聞社地方紙リスト
【巻末付録】女性雑誌住所リスト
【巻末付録】全国フリーパスリスト
【巻末付録】テレビ局書評掲載番組リスト
【巻末付録】新聞社地方シェアリスト
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